FortiGateのホワイトリストについて詳しく解説します。
FortiGateはFortinet社のUTM/次世代ファイアウォール製品で、通信制御・セキュリティ対策の一環として「許可リスト」を作成・管理することができます。
ホワイトリストとは、「明示的に許可する通信先やサービスの一覧」のことです。
これを設定することで、不要な通信を遮断しつつ、必要な通信は確実に通すことができます。
逆に「ブラックリスト」は禁止対象を定義しますが、ホワイトリストは許可対象を定義するため、より厳格なセキュリティ運用になります。
FortiGateでは用途に応じて複数のレイヤーでホワイトリストを構成できます。
管理者GUI(Web管理画面)またはCLIから設定可能です。
Create New
Action = Exempt
に設定
config firewall address
edit "TrustedSite"
set type fqdn
set fqdn "example.com"
next
end
config firewall policy
edit 10
set srcintf "port1"
set dstintf "port2"
set srcaddr "all"
set dstaddr "TrustedSite"
set action accept
set schedule "always"
set service "ALL"
next
end
FortiGateのホワイトリストは、IP・URL・ドメイン・アプリケーション・メール送信元など多層的に設定でき、セキュリティ運用を細かく制御するために使われます。
業務に必要な通信を確保しつつ不要・危険な通信を遮断するため、導入時は「最小限必要なものだけを許可する」という考え方が重要です。
以上、FortiGateのホワイトリストについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。