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FortiGateの二要素認証について

FortiGateの二要素認証(2FA)は、セキュリティ強化のために非常に重要な機能です。

ここでは、仕組み・導入方法・運用上の注意点を体系的にまとめます。

FortiGateにおける二要素認証の概要

  • 一要素認証:従来のユーザー名とパスワードによるログイン
  • 二要素認証:上記に加えて、ワンタイムパスワード(OTP)やトークンなどを用いて本人確認を行う仕組み

FortiGateでは、管理者ログインやSSL VPN接続時に2FAを適用できます。

これにより、不正アクセスリスクを大幅に減らすことが可能です。

利用できる認証方式

FortiGateは複数の2FA方式をサポートしています。

  • FortiToken
    • ハードウェアトークン(物理キー)
    • ソフトウェアトークン(スマホアプリ:FortiToken Mobile)
    • 30秒ごとに生成されるワンタイムパスワード(OTP)を入力
  • メール/SMSによるワンタイムパスワード
    • FortiGateがユーザーにワンタイムパスワードを送信
    • 一般的な二段階認証のイメージ
  • 外部認証サーバー連携
    • RADIUSやLDAPサーバーとの連携により、既存のMFA基盤を利用可能
    • 例:Azure AD MFA、Okta、Duo Securityなど

設定の流れ(SSL VPNに2FAを適用する場合の例)

  1. ユーザー登録
    • FortiGate内、またはLDAP/AD経由でユーザーを作成
  2. トークンの割り当て
    • FortiToken(Mobileやハードウェアキー)をユーザーに関連付け
  3. 認証ルール設定
    • SSL VPNの認証ルールに「二要素認証」を有効化
  4. テスト接続
    • ユーザー名+パスワード入力後、トークンコード入力を確認
    • 問題なくログインできるか検証

管理画面へのログインに2FAを適用する場合

  • HTTPS管理GUIやSSH/Telnetログインに対しても2FAを適用可能
  • 管理者アカウントごとにFortiTokenを割り当てられる
  • 特に外部から管理画面へアクセスする場合は必須

運用上の注意点

  • トークン紛失リスク
    紛失時には管理者がトークンの無効化・再発行を即時対応できる体制が必要
  • バックアップアカウント
    認証障害やトークン未配布時に備え、非常用アカウントを用意しておく
  • ログ監査
    二要素認証失敗・トークン利用状況をFortiAnalyzerやSyslogに送信して監査
  • ライセンス制限
    FortiTokenにはライセンス制約があるため、導入前に必要数を確認

メリット

  • 不正ログインのリスクを大幅に軽減
  • VPNを利用したテレワーク環境の安全性が向上
  • 管理者アクセスのセキュリティ強化

まとめ

FortiGateの二要素認証は、FortiToken(Mobile/ハードウェア)、メールOTP、外部MFAサービス連携と柔軟に選べます。

特にSSL VPNや管理画面へのアクセス時に導入することで、セキュリティレベルを飛躍的に高めることが可能です。

以上、FortiGateの二要素認証についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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