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Zoomのパケット通信量の目安について

Zoomのパケット通信量は、利用する機能や画質によって大きく変わります。

音声だけで参加する場合は比較的少ない通信量で済みますが、ビデオをオンにしたり、HD画質で通話したりすると、1時間あたりのデータ消費量は大きくなります。

特に、スマホのモバイル回線やテザリングでZoomを利用する場合は、通信量の目安を把握しておくことが大切です。

長時間の会議やオンライン授業、ウェビナー参加などでは、想像以上にデータ容量を消費する可能性があります。

ただし、Zoomの通信量は常に一定ではありません。

Zoomは通信環境や端末の状態に応じて画質や通信量を自動調整するため、実際のデータ使用量は会議の内容やネットワーク状況によって変わります。

Zoomの通信量はどれくらい?

Zoomの通信量は、主に以下の要素によって変わります。

・音声のみで参加するか
・カメラをオンにするか
・HD画質を使用するか
・1対1通話かグループ通話か
・ギャラリービューで複数人を表示するか
・画面共有を使うか
・動画や動きの多い画面を共有するか

たとえば、音声のみで参加する場合は1時間あたり数十MB程度で済むことが多いです。

一方、ビデオをオンにしてHD画質で参加すると、1時間あたり1GB以上の通信量になる可能性があります。

Zoomの通信量の早見表

Zoom公式の帯域目安をもとに、1時間あたりの通信量を概算すると、以下のようになります。

利用シーン 1時間あたりの通信量目安
音声のみ 約30〜70MB
画面共有のみ・ビデオなし 約20〜35MB
画面共有+ビデオサムネイル 約20〜70MB
1対1ビデオ通話・標準画質 約540MB
1対1ビデオ通話・720p HD 約1.08GB
1対1ビデオ通話・1080p HD 約3.06GB
グループ通話・標準画質 約720MB
グループ通話・720p HD 約1.98GB
グループ通話・1080p HD 約3.06GB
ギャラリービュー25人表示 約900MB
ギャラリービュー49人表示 約1.8GB

上記は、Zoom公式の帯域幅の目安をもとに計算した概算です。

実際には、Zoomが画質を自動調整するため、必ずこの通信量を消費するわけではありません。

通信量を計算する基本式

Zoomの公式情報では、通信量そのものではなく、主に「Mbps」や「kbps」といった帯域幅の目安が示されています。

帯域幅から通信量を計算する場合は、以下の式を使います。

1時間あたりの通信量MB = Mbps × 3,600秒 ÷ 8

たとえば、1Mbpsの通信を1時間続けた場合、通信量は以下のようになります。

1Mbps × 3,600秒 ÷ 8 = 約450MB

つまり、1Mbpsの通信を1時間行うと、約450MBのデータを使用する計算です。

なお、スマホのデータ容量は、基本的にダウンロードだけでなくアップロードも含めてカウントされます。

そのため、Zoomで自分の映像を送信しながら相手の映像を受信する場合は、上りと下りの両方を合計して考える必要があります。

音声のみのZoom通信量

音声だけなら通信量は少ない

Zoomを音声のみで利用する場合、通信量は比較的少なくなります。

Zoom公式の音声VoIPの帯域目安は60〜80kbps程度です。

これを1時間あたりの通信量に換算すると、受信中心で見た場合は約27〜36MB、上り・下りの両方を合計して考えた場合は約54〜72MB程度になります。

そのため、実用上は「音声のみなら1時間あたり約30〜70MB程度」と考えておくとよいでしょう。

ギガを節約したいなら音声のみが効果的

Zoomの通信量を抑えたい場合、最も効果的なのはカメラをオフにして音声のみで参加することです。

ビデオ通話では1時間あたり数百MB〜数GBの通信量になることがありますが、音声のみであれば数十MB程度で済む可能性があります。

スマホのギガを節約したい場合や、通信環境が不安定な場所でZoomを使う場合は、カメラをオフにするだけでも大きな効果があります。

1対1のZoomビデオ通話の通信量

標準画質の場合

1対1のビデオ通話で標準画質を利用する場合、Zoom公式の帯域目安は上り600kbps、下り600kbpsです。

上りと下りを合計すると1.2Mbpsになるため、1時間あたりの通信量は以下のように計算できます。

1.2Mbps × 3,600秒 ÷ 8 = 約540MB

つまり、1対1の標準的なビデオ通話では、1時間あたり約540MBが目安になります。

720p HDの場合

1対1のビデオ通話で720p HDを利用する場合、Zoom公式の帯域目安は上り1.2Mbps、下り1.2Mbpsです。

上りと下りを合計すると2.4Mbpsになるため、1時間あたりの通信量は約1.08GBになります。

720p HDは画質がきれいな分、標準画質よりも通信量が多くなります。

スマホ回線で長時間利用する場合は注意が必要です。

1080p HDの場合

1対1のビデオ通話で1080p HDを利用する場合、Zoom公式の帯域目安は上り3.8Mbps、下り3.0Mbpsです。

合計6.8Mbpsで計算すると、1時間あたりの通信量は約3.06GBになります。

ただし、すべてのZoom会議で1080p HDが使えるわけではありません。

実際に1080pで通信されるかどうかは、Zoomの設定、アカウントの条件、端末性能、ネットワーク環境などによって変わります。

グループZoom会議の通信量

標準画質の場合

グループ通話で標準画質を利用する場合、Zoom公式の帯域目安は上り1.0Mbps、下り600kbpsです。

上りと下りを合計すると1.6Mbpsになるため、1時間あたりの通信量は約720MBになります。

1対1通話よりもグループ通話のほうが、通信量が多くなる傾向があります。

720p HDの場合

グループ通話で720p HDを利用する場合、Zoom公式の帯域目安は上り2.6Mbps、下り1.8Mbpsです。

合計4.4Mbpsで計算すると、1時間あたりの通信量は約1.98GBになります。

グループ会議をHD画質で長時間行うと、1時間で約2GB前後のデータ容量を消費する可能性があります。

毎日Zoom会議を行う場合、モバイル回線だけで利用するとデータ容量を大きく消費する可能性があります。

1080p HDの場合

グループ通話で1080p HDを利用する場合、Zoom公式の帯域目安は上り3.8Mbps、下り3.0Mbpsです。

1時間あたりの通信量は約3.06GBが目安になります。

ただし、1080p HDは常に有効になるわけではありません。

端末やネットワーク環境、会議の設定によっては、実際には低い画質で通信されることもあります。

ギャラリービューの通信量

表示人数が多いほど通信量が増えやすい

グループ会議では、参加人数そのものよりも、画面上に表示している映像の数や画質が通信量に影響します。

特にギャラリービューで多くの参加者を表示する場合、受信側の通信量が増えやすくなります。

Zoom公式の帯域目安では、ギャラリービューの受信帯域は以下のように示されています。

表示形式 受信帯域の目安 1時間あたりの通信量目安
ギャラリービュー25人表示 2.0Mbps 約900MB
ギャラリービュー49人表示 4.0Mbps 約1.8GB

大人数の会議で常にギャラリービューを使っていると、受信する映像の量が増え、通信量も多くなりやすいです。

通信量を抑えるならスピーカービューがおすすめ

通信量を抑えたい場合は、ギャラリービューではなくスピーカービューを使うのがおすすめです。

スピーカービューでは、主に話している人の映像が大きく表示されるため、多くの参加者を同時に表示するギャラリービューよりも通信量を抑えやすくなります。

画面共有の通信量

資料共有だけなら通信量は比較的少ない

Zoomの画面共有は、ビデオ通話に比べると通信量が少ない傾向があります。

Zoom公式の帯域目安では、画面共有のみの場合は50〜75kbps、ビデオサムネイルありの場合は50〜150kbps程度です。

1時間あたりの通信量に換算すると、以下のようになります。

利用シーン 1時間あたりの通信量目安
画面共有のみ・ビデオなし 約20〜35MB
画面共有+ビデオサムネイル 約20〜70MB

スライド資料や静止画中心の画面共有であれば、通信量は比較的少なく済みます。

動画共有や動きの多い画面は通信量が増えやすい

ただし、画面共有でも内容によって通信量は変わります。

たとえば、PowerPointやPDFなどの静止した資料を共有する場合は通信量が少なめです。

一方で、動画を再生したり、動きの多いアプリ画面を共有したりする場合は、通信量が増えやすくなります。

また、実際の会議では「画面共有+音声+参加者のビデオ」が同時に発生することもあります。

その場合、画面共有単体の通信量だけでなく、音声やビデオの通信量も加算して考える必要があります。

30分・1時間・2時間の通信量目安

Zoomを利用する時間ごとの通信量目安は、以下のとおりです。

利用シーン 30分 1時間 2時間
音声のみ 約15〜35MB 約30〜70MB 約60〜140MB
画面共有のみ 約10〜18MB 約20〜35MB 約40〜70MB
1対1・標準画質 約270MB 約540MB 約1.08GB
1対1・720p HD 約540MB 約1.08GB 約2.16GB
グループ・標準画質 約360MB 約720MB 約1.44GB
グループ・720p HD 約990MB 約1.98GB 約3.96GB
1080p HD 約1.53GB 約3.06GB 約6.12GB

この表は、Zoom公式の帯域目安をもとにした概算です。

Zoomはネットワーク状況に応じて通信量を調整するため、実際の使用量はこの表より少なくなる場合もあります。

スマホ回線でZoomを使う場合の注意点

長時間のビデオ会議はギガを消費しやすい

スマホの4G・5G回線でZoomを使う場合、特に注意したいのがビデオ会議の通信量です。

音声のみであれば1時間あたり数十MB程度で済みますが、ビデオをオンにすると1時間で数百MB〜数GBの通信量になることがあります。

たとえば、グループ会議を720p HDで1時間行うと、公式の帯域目安から計算して約2GBの通信量になる可能性があります。

月間データ容量が20GB程度のプランでは、Zoom会議だけでかなりの容量を使ってしまう可能性があります。

テザリング利用時も通信量に注意

PCでZoomを使い、スマホのテザリングでインターネットに接続している場合も、スマホのデータ容量が消費されます。

PC版Zoomでは画面が大きく、HD画質で表示されることもあるため、スマホ単体で利用する場合より通信量が多く感じられることがあります。

テザリングで長時間Zoomを利用する場合は、事前にデータ残量を確認しておくと安心です。

通信量はZoom側で自動調整される

Zoomは、通信環境に応じて画質や通信量を自動調整します。

そのため、回線速度が十分でない場合は、画質が下がる代わりに通信量も抑えられることがあります。

一方で、安定した高速回線では高画質で通信されやすくなり、その分データ消費量も増える可能性があります。

Zoomの通信量を節約する方法

カメラをオフにする

Zoomの通信量を節約する最も効果的な方法は、カメラをオフにすることです。

ビデオを使わず音声だけで参加すれば、通信量を大幅に抑えられます。

会議の内容によって映像が不要な場合は、カメラをオフにして参加するとよいでしょう。

HD画質をオフにする

HD画質は映像がきれいになる一方で、通信量が増えます。

通信量を抑えたい場合は、Zoomのビデオ設定でHDをオフにするのがおすすめです。

特にモバイル回線やテザリングで参加する場合は、HD画質を使わないだけでもデータ消費を抑えやすくなります。

ギャラリービューを避ける

大人数の会議では、ギャラリービューよりもスピーカービューを使うことで通信量を抑えやすくなります。

ギャラリービューでは複数人の映像を同時に受信するため、表示人数が多いほど通信量が増えやすくなります。

通信量が気になる場合は、必要なとき以外はスピーカービューに切り替えるとよいでしょう。

画面共有中の動画再生を避ける

画面共有で通信量を抑えたい場合は、動画再生や動きの多い画面共有をできるだけ避けることも有効です。

静止した資料やスライドの共有は比較的軽いですが、動画やアニメーション、アプリ操作の共有は通信量が増えやすくなります。

Wi-Fi環境で利用する

Zoomを長時間使う場合は、できるだけWi-Fi環境で利用するのがおすすめです。

特に、毎日Zoom会議に参加する人や、オンライン授業・ウェビナー・商談などで長時間利用する人は、モバイル回線だけではデータ容量が不足する可能性があります。

安定したWi-Fi環境を使えば、通信量を気にせずZoomを利用しやすくなります。

Zoom利用に必要な月間データ容量の目安

Zoomをどのくらい使うかによって、必要な月間データ容量は変わります。

以下は、Zoom公式の帯域目安をもとにした概算です。

Zoomの使い方 月間データ容量の目安
たまに音声のみで使う 1GB未満でも足りることが多い
週に数回、30分程度のビデオ会議 5〜10GB程度あると安心
毎日1時間ほどビデオ会議 20〜50GB程度を見ておきたい
毎日HD画質で長時間会議 50GB以上、またはWi-Fi推奨

たとえば、標準画質のビデオ会議を週に数回行う程度であれば、5〜10GB程度でも足りる可能性があります。

一方、HD画質のグループ会議を毎日行う場合は、月間で数十GBを消費することもあります。

ビジネス用途やオンライン授業などでZoomを頻繁に使う場合は、モバイル回線だけでなく、Wi-Fiや固定回線を併用したほうが安心です。

Zoomの通信量に関する注意点

公式値は「通信量」ではなく「帯域幅」の目安

Zoom公式で示されている数値は、厳密には「1時間で必ず消費するデータ容量」ではなく、安定して利用するための帯域幅の目安です。

その帯域幅をもとに計算することで、1時間あたりの通信量を概算できます。

実際の通信量は環境によって変わる

Zoomの実際の通信量は、以下の条件によって変わります。

・ネットワークの速度
・Wi-Fiやモバイル回線の安定性
・端末の性能
・Zoomの画質設定
・参加人数
・表示レイアウト
・画面共有の内容
・カメラのオン・オフ

そのため、同じ1時間のZoom会議でも、毎回同じ通信量になるとは限りません。

アップロードとダウンロードの両方を考える

Zoomでは、相手の映像や音声を受信するだけでなく、自分の映像や音声も送信します。

そのため、通信量を考えるときは、ダウンロードだけでなくアップロードも含めて考える必要があります。

スマホのデータ容量も、基本的には送信・受信の両方がカウントされるため、カメラをオンにして参加する場合は特に注意が必要です。

まとめ

Zoomのパケット通信量は、音声のみか、ビデオありか、HD画質か、グループ会議かによって大きく変わります。

音声のみであれば、1時間あたり約30〜70MB程度が目安です。

一方、ビデオをオンにすると、標準画質でも1時間あたり数百MB、HD画質では1GB以上になる可能性があります。

特に、グループ会議で720p HDを利用する場合は1時間あたり約2GB、1080p HDでは約3GBになる可能性があります。

ただし、これらはZoom公式の帯域目安をもとにした概算であり、実際の通信量はネットワーク状況やZoomの自動調整によって変わります。

Zoomの通信量を抑えたい場合は、カメラをオフにする、HD画質をオフにする、ギャラリービューを避ける、Wi-Fiを使うといった対策が有効です。

スマホのギガを節約したい人や、テザリングでZoomを使う人は、事前に通信量の目安を確認し、必要に応じて音声のみで参加するなどの工夫をするとよいでしょう。

以上、Zoomのパケット通信量の目安についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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