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Firefoxでプロキシを設定する方法について

Firefoxでは、ブラウザ単位でプロキシを設定できます。

会社や学校のネットワーク、固定IPプロキシ、SOCKS5プロキシ、PACファイルを利用する場合などに便利です。

Firefoxだけ別の通信経路を使いたい場合は、OS全体の設定ではなく、Firefox内で手動設定する方法が適しています。

まずはFirefox右上のメニューから「設定」を開き、設定画面上部の検索欄で「プロキシ」と検索してください。

表示された「プロキシ設定」または「プロキシを設定」から、接続設定の画面を開けます。

Firefoxのバージョンや利用環境によって設定画面の表示場所が異なることがあるため、設定内検索を使う方法がもっとも確実です。

プロキシ設定で選べる主な接続方法

Firefoxの接続設定では、主に次の方法を選択できます。

プロキシを使用しない

通常の自宅回線やモバイル回線などで、プロキシを使わずに接続する場合の設定です。

プロキシの設定を試した後に接続不良が起きた場合も、まずこの項目に戻して正常に閲覧できるか確認すると、原因の切り分けに役立ちます。

システムのプロキシ設定を使用する

WindowsやmacOSにあらかじめプロキシ設定が入っている場合は、この方法を選びます。

会社の端末や学校の端末では、OS側でネットワーク設定が管理されていることがあります。

その場合はFirefox内で個別に入力せず、システム設定を利用するほうが適切なケースがあります。

ただし、この設定を選ぶとFirefox独自の接続先を指定するわけではなく、OS側のネットワーク設定に従います。

自動的にプロキシ設定を検出する

社内ネットワークや管理されたネットワーク環境では、プロキシ設定を自動検出できる場合があります。

プロキシ情報を個別に渡されていないものの、「社内ネットワークに接続すれば自動で利用できる」と案内されている場合に使われることがあります。

自動プロキシ設定URLを使用する

PACファイルと呼ばれる自動設定ファイルのURLが渡されている場合に選びます。

PACファイルには、どのサイトをプロキシ経由にするか、どのサイトを直接接続にするかといったルールが記載されています。

企業ネットワークでは、社内サイトは直接接続し、外部サイトだけプロキシを通すような運用に使われることがあります。

手動でプロキシを設定する

固定のホスト名またはIPアドレスと、ポート番号を指定して利用する方法です。

プロキシサービスを契約している場合や、広告確認、地域別の検索結果確認、検証環境への接続などで利用することが多い設定です。

HTTP・HTTPSプロキシを手動設定する方法

プロキシ提供元やネットワーク管理者から、ホスト名またはIPアドレス、ポート番号を受け取っている場合は、手動設定を選びます。

入力する主な項目は次のとおりです。

HTTPプロキシ

HTTP通信に使うプロキシサーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。

ポート番号

プロキシサーバーの接続先ポートを入力します。

一般的には、プロキシ提供元から案内された数値をそのまま入力します。

ポート番号が違うと接続できないため、入力ミスがないか確認してください。

HTTPSにも同じプロキシを使う設定

HTTPとHTTPSで同じプロキシサーバーを使う場合は、「このプロキシをHTTPSにも使用」といった項目を有効にします。

多くの一般的なプロキシサービスでは、HTTPとHTTPSに同じ接続先を使うことがあります。

ただし、プロキシ提供元からHTTP用とHTTPS用で別の情報を案内されている場合は、それぞれ個別に入力してください。

SOCKS5プロキシを設定する方法

SOCKSプロキシを利用する場合は、手動設定の中にあるSOCKS Hostの欄を使います。

SOCKS5は、VPNサービス、海外サーバー、リモート環境、開発用環境などで利用されることがあります。

SOCKS Hostに入力する内容

SOCKSプロキシのホスト名またはIPアドレスを入力します。

たとえば、ローカル環境で動作しているプロキシを使う場合は、ローカルホストのアドレスが指定されることがあります。

ポート番号を入力する

SOCKSプロキシ用に案内されたポート番号を入力します。

HTTPプロキシ用のポート番号とSOCKS用のポート番号は異なる場合があるため、提供元の案内を確認してください。

SOCKS v5を選択する

プロキシ提供元からSOCKS5と指定されている場合は、SOCKS v5を選択します。

SOCKS4とSOCKS5のどちらを使うか分からない場合は、自己判断せず、サービス提供元やネットワーク管理者の指定を確認することをおすすめします。

PACファイルを設定する方法

PACファイルを使う場合は、「自動プロキシ設定URL」を選びます。

PACファイルのURLは、会社や学校のネットワーク管理者から案内されることが一般的です。

入力後に設定を保存すると、Firefoxがプロキシ設定を読み込みます。

PACファイルが更新された場合や、設定が反映されているか確認したい場合は、接続設定画面にある再読み込み機能を利用します。

Firefoxを再起動しなければならないケースは通常ありません。

プロキシを使わないサイトを指定する方法

一部のサイトやローカル環境にはプロキシを適用せず、直接接続したい場合があります。

たとえば、ローカル開発環境、社内イントラネット、社内サーバーなどが対象です。

除外設定が役立つ主なケース

ローカル開発環境に接続したい場合は、localhostや127.0.0.1を除外設定に追加します。

社内ネットワークの短いホスト名を直接接続にしたい場合は、ローカルアドレスをまとめて除外できる設定を利用することがあります。

社内ドメインを直接接続にしたい場合は、対象となるドメインを明示的に追加します。

除外設定で注意したいこと

除外設定に対象ドメインを入れると、そのサイトへの通信はプロキシを通らなくなります。

広告確認や地域別表示のテストなどでプロキシを使っている場合、確認対象のサイトを除外してしまうと、本来確認したいIPや地域の条件でアクセスできなくなることがあります。

設定後に想定と異なる接続結果になった場合は、除外リストを確認してください。

プロキシ認証が必要な場合

プロキシサービスや社内ネットワークによっては、最初にWebサイトへ接続したとき、ユーザー名とパスワードの入力を求められることがあります。

この認証情報は、Webサイトのログイン情報とは別です。

プロキシ提供元や社内ネットワーク管理者から渡された認証情報を入力します。

認証画面が出ない場合もある

プロキシの認証方式には複数あります。

ユーザー名とパスワードを入力する方式のほか、接続元IPアドレスをあらかじめ許可する方式や、企業アカウント・証明書などを使う方式もあります。

そのため、プロキシを設定しても認証画面が表示されないこと自体は異常ではありません。

認証情報を保存する際の注意点

共用PCや社内共有端末では、認証情報をブラウザに保存しないほうが安全です。

個人端末で保存する場合でも、端末のロックやアカウント管理が適切に行われていることを確認してください。

DNS over HTTPSとプロキシの関係

Firefoxには、DNS over HTTPSと呼ばれるDNS通信の保護機能があります。

これはプロキシとは別の仕組みです。

プロキシはWeb通信の経路を変更する仕組みであり、DNS over HTTPSはドメイン名をIPアドレスに変換する問い合わせをHTTPSで保護する仕組みです。

SOCKSプロキシ利用時の注意点

SOCKS5プロキシを使う場合は、Web通信だけでなくDNSの問い合わせがどこを経由するかも確認する必要があります。

通信先のIPアドレスは変わっていても、DNS問い合わせが別経路で行われていると、意図した接続状態になっていない可能性があります。

特に地域別の表示確認、アクセス元の検証、プライバシーを重視した接続などでは、IPアドレスだけでなくDNSの挙動も確認したほうがよいでしょう。

企業ネットワークでは独断で変更しない

会社や学校のネットワークでは、DNS over HTTPSの利用方針が決められていることがあります。

社内システムへの接続、セキュリティ対策、フィルタリング、監査などに影響する可能性があるため、管理された端末やネットワークでは、独断でDNS設定を変更しないことが重要です。

プロキシ設定後に確認したいこと

設定後は、単にWebサイトが開けるかだけでなく、実際に想定した接続状態になっているか確認してください。

IPアドレスが変わっているか

プロキシを使う目的が接続元IPアドレスの変更である場合は、IP確認サービスなどを利用して、実際に表示されるIPアドレスが変わっているか確認します。

国や地域が想定どおりか

海外プロキシや地域指定プロキシを利用している場合は、国や地域情報が想定どおりに表示されるか確認します。

広告配信や検索結果、地域別コンテンツの確認では、国だけでなく都市や回線種別まで影響する場合があります。

DNSやWebRTCによる情報漏れがないか

プロキシ経由の接続を検証する場合は、IPアドレスだけでなく、DNSやWebRTC経由で別のネットワーク情報が見えていないかも確認すると安心です。

特に広告運用、競合調査、海外向けサイトの表示確認などでは、ブラウザの接続情報が想定どおりに統一されているか確認することが重要です。

うまく接続できないときの確認ポイント

プロキシ設定後にページが開けない、特定のサイトだけ表示できない、IPアドレスが変わらないといった場合は、次の項目を確認してください。

ホスト名やポート番号が間違っていないか

入力するホスト名、IPアドレス、ポート番号に誤りがあると接続できません。

コピー&ペーストした場合でも、余分な空白や記号が入っていないか確認してください。

HTTPプロキシとSOCKSプロキシを取り違えていないか

HTTPプロキシの情報をSOCKS Hostに入力したり、SOCKS5用の情報をHTTPプロキシ欄に入れたりすると、正しく接続できません。

提供元の案内に「HTTP」「HTTPS」「SOCKS5」のどれが記載されているかを確認してください。

認証情報が正しいか

ユーザー名・パスワード認証が必要なプロキシでは、認証情報の入力ミスでも接続できません。

プロキシサービスの管理画面で、認証情報の変更、利用期限、接続制限、IP許可設定などを確認してください。

拡張機能が接続設定を管理していないか

プロキシ切り替え拡張機能、VPN拡張機能、セキュリティ系拡張機能などが入っている場合、Firefoxの標準設定より拡張機能側の設定が優先されることがあります。

Firefoxの設定を変更しても挙動が変わらない場合は、拡張機能の設定や有効・無効の状態も確認してください。

プロキシ除外設定に対象サイトが入っていないか

対象サイトが除外リストに登録されていると、そのサイトだけプロキシを経由せずに直接接続されます。

IPアドレスが変わらない、地域判定が想定と違う、といった場合は除外設定を確認してください。

用途別に考えるプロキシ設定の選び方

通常の自宅利用

プロキシが不要であれば、「プロキシを使用しない」を選択します。

会社や学校の管理されたネットワーク

管理者から指示がある場合は、システムのプロキシ設定、自動検出、PACファイルのいずれかを利用します。

独自の設定を入れる前に、ネットワーク管理者の案内を確認してください。

固定IPのHTTP・HTTPSプロキシを使う場合

手動設定で、ホスト名またはIPアドレスとポート番号を入力します。

HTTPとHTTPSで同じプロキシを使う場合は、HTTPSにも同じプロキシを使用する設定を有効にします。

SOCKS5プロキシを使う場合

手動設定でSOCKS Hostとポート番号を入力し、SOCKS v5を選択します。

DNSやWebRTCなど、プロキシ以外の通信経路についても確認することが重要です。

地域別の広告表示や検索結果を確認する場合

Firefox内で手動設定を使い、IPアドレス、国・地域、DNS、WebRTCなどを確認します。

検証精度を高めるには、通常利用のブラウザプロファイルと、プロキシ検証用のFirefoxプロファイルを分ける方法が有効です。

Cookie、ログイン状態、拡張機能、履歴、ブラウザ設定などが混ざりにくくなり、広告表示や検索結果の確認をより安定して行いやすくなります。

以上、Firefoxでプロキシを設定する方法についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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