MENU
「安心のセキュリティをお得な価格」でご提供!
Fortinet商品など
ENGAGE fotinet

プライベートDNSモードとはなんなのか

プライベートDNSモードとは、DNSの問い合わせと応答を暗号化して保護するための機能です。

主にAndroidで使われる名称で、一般的には DNS over TLS(DoT) によってDNS通信を保護する仕組みとして知られています。

DNSは、Webサイトのドメイン名をIPアドレスに変換するための仕組みです。

たとえば、ブラウザでWebサイトのアドレスを入力すると、端末はDNSサーバーに対して「このドメインはどのIPアドレスに対応しているか」を問い合わせます。

通常、このDNS通信は保護されていない形で行われることがあり、通信経路上で内容を見られたり、場合によっては介入されたりするおそれがあります。

プライベートDNSモードを使うと、このDNSの問い合わせと応答を暗号化できるため、より安全に名前解決を行いやすくなります。

プライベートDNSモードで何が保護されるのか

プライベートDNSモードで保護されるのは、主にDNSの質問と回答です。

つまり、「どのドメイン名を問い合わせたか」「その問い合わせに対してどのような応答が返ってきたか」といった部分が保護対象になります。

これによって、次のような効果が期待できます。

DNS通信の盗み見をされにくくなる

フリーWi-Fiや共有ネットワークなどでは、通常のDNS通信の内容が第三者に見られる可能性があります。

プライベートDNSモードを使うことで、そのDNS通信が暗号化され、問い合わせ内容を読み取られにくくなります。

DNS通信への介入や改ざんのリスクを減らしやすくなる

DNS通信が保護されていない場合、通信の途中で応答を書き換えられたり、不正なDNSサーバーへ誘導されたりするリスクが高まることがあります。

プライベートDNSモードでは、正しい相手との暗号化通信によって、このような介入のリスクを下げやすくなります。

ただし、通信全体を隠す機能ではない

ここはとても重要です。

プライベートDNSモードは便利な機能ですが、通信全体を匿名化したり、すべての通信内容を隠したりするものではありません。

保護されるのはあくまでDNS通信が中心です。

そのため、VPNのように通信全体をトンネル化して保護する仕組みとは役割が異なります。

つまり、

  • プライベートDNSは DNSのやり取りを保護する機能
  • VPNは 通信全体を保護する機能

という違いがあります。

Androidの設定項目としてのプライベートDNS

Androidでは、プライベートDNSの設定として、一般的に次のような項目が表示されます。

オフ

プライベートDNSを使わない設定です。

この場合、通常のDNS方式が使われます。

自動

利用できるネットワーク環境では、端末がプライベートDNSを使おうとする設定です。

多くの場合、標準ではこの考え方に近い動作になります。

プライベートDNSプロバイダのホスト名

利用したいDNSサービスを自分で指定する設定です。

ここでは通常、IPアドレスではなくホスト名を入力します。

この設定を使うと、特定のDNS事業者の暗号化DNSサービスを利用できます。

「プライベートDNSプロバイダのホスト名」とは何か

これは、使用したいDNSサービスの接続先を、ホスト名で指定するための項目です。

たとえば、特定のDNS事業者が提供している暗号化DNSサーバーに接続したい場合、その事業者が案内しているホスト名を入力します。

この設定を使うことで、端末はその指定先に対して暗号化DNS通信を行います。

ただし、ここで大切なのは、どのDNS事業者を利用するかによって、速度、安定性、プライバシー方針、フィルタリングの有無などが異なることです。

そのため、信頼できる提供元を選ぶことが重要です。

端末全体に適用されるのか

基本的には、AndroidのプライベートDNSはシステムのDNS解決に適用される機能です。

そのため、多くの場合は端末全体のDNS利用に影響します。

ただし、ここは少し注意が必要です。

アプリによっては、システム標準のDNSではなく、独自のDNS方式や独自の通信処理を使っていることがあります。

その場合、すべての通信が必ず同じようにプライベートDNSの影響を受けるとは限りません。

つまり、「基本的には端末全体に効くが、例外となるアプリもありうる」と理解すると正確です。

どんな場面で役立つのか

プライベートDNSモードは、次のような場面で役立ちます。

公共Wi-Fiを使うとき

カフェ、ホテル、空港などのネットワークでは、通信環境の安全性が十分とは限りません。

そうした環境でも、DNSの問い合わせと応答を暗号化することで、最低限の保護を強めやすくなります。

DNSの安全性を高めたいとき

普段使っているネットワークでも、DNS通信が保護されていないことがあります。

プライベートDNSモードを使うことで、名前解決の安全性を底上げしやすくなります。

特定のDNSサービスを利用したいとき

自分でDNSプロバイダを指定すれば、フィルタリング機能や独自ポリシーを持つDNSサービスを使うこともできます。

ただし、この場合はサイトやアプリの動作に影響することもあるため注意が必要です。

注意点やデメリット

接続できなくなる場合がある

指定したDNSプロバイダの状態が不安定だったり、ネットワーク環境と相性が悪かったりすると、サイトやアプリに接続しにくくなることがあります。

社内ネットワークや学校のネットワークで不都合が出ることがある

会社や学校では、内部専用のDNS設定を使っている場合があります。

そのような環境で外部のプライベートDNSを固定すると、内部向けのサービス名を正しく解決できなくなることがあります。

DNS事業者への信頼が必要になる

通信経路上での盗み見リスクは減らせますが、問い合わせ先のDNS事業者そのものは、DNSのやり取りを扱う立場にあります。

そのため、どの事業者を使うかはとても重要です。

まとめ

プライベートDNSモードとは、DNSの問い合わせと応答を暗号化して保護するための機能です。

Androidでは主にDNS over TLSを使う仕組みとして理解されることが多く、DNS通信の盗み見や介入のリスクを減らすのに役立ちます。

ただし、保護されるのは主にDNS通信であり、VPNのように通信全体を隠す機能ではありません。

また、基本的には端末のDNS解決に広く適用されますが、アプリによっては例外もあります。

そのため、プライベートDNSモードは「DNSをより安全に使うための機能」として理解するのが最も正確です。

以上、プライベートDNSモードについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

カテゴリ一覧

ページトップへ