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ファイアウォールを一時停止する方法について

ファイアウォールは、外部からの不正アクセスや予期しない通信を防ぐための重要な仕組みです。

しかし、アプリケーションの動作確認やネットワーク接続の検証で、一時的に機能を停止する必要が生じる場合があります。

ここでは、主要な環境ごとに「どの画面で、どの項目を変更すればよいか」を中心に、できるだけ正確に手順をまとめています。

Windows 11 / 10 でファイアウォールを一時停止する方法

Windows のファイアウォールは「ネットワークプロファイル(ドメイン/プライベート/パブリック)」単位でオン/オフを切り替える構造になっています。

Windows 11 の場合

  1. スタート → 設定(⚙)
  2. 左メニューの 「プライバシーとセキュリティ」 を選択
  3. 右側で 「Windows セキュリティ」
  4. 「ファイアウォールとネットワーク保護」 を開く
  5. 3つのプロファイルのいずれか(例:プライベートネットワーク)を選択
  6. 「Microsoft Defender ファイアウォール」 をオフにする

Windows 10 の場合

  1. スタート → 設定(⚙)
  2. 「更新とセキュリティ」
  3. 左メニューの 「Windows セキュリティ」
  4. 「ファイアウォールとネットワーク保護」
  5. 同様に、必要なネットワークプロファイルを開いてオン/オフを切り替える

アプリ単位で許可する(完全停止を避けたい場合)

  1. 「ファイアウォールとネットワーク保護」画面
  2. 「アプリまたは機能をファイアウォール経由で許可」
  3. リストから対象アプリを選ぶ
  4. プライベート/パブリックのチェックを必要に応じてオン

※ ファイアウォール全体を停止するより、安全性を保ったまま通信確認ができます。

macOS でファイアウォールを一時停止する方法

macOS のファイアウォールは受信接続をアプリ単位で管理する方式です。

OS のバージョンによって設定画面の場所が異なります。

macOS Ventura / Sonoma / Sequoia 以降

  1. Appleメニュー → システム設定
  2. 「ネットワーク」
  3. 右ペインの 「Firewall」
  4. ファイアウォールのスイッチを オフ

macOS Monterey 以前

  1. システム環境設定
  2. 「セキュリティとプライバシー」
  3. 上部タブの 「ファイアウォール」
  4. 「ファイアウォールを停止」


アプリ単位での許可(停止せずに対応する場合)

「ファイアウォールのオプション」から、

  • アプリを追加
  • 受信接続を許可/拒否

を個別に設定できます。

セキュリティソフト(Norton / McAfee / ESET)のファイアウォール

Windows の標準ファイアウォールとは別に、セキュリティソフトが独自のファイアウォール機能を持っている場合があります。

この場合、OS 側を停止してもセキュリティソフト側で制御され続けるため、目的の通信が許可されないことがあります。

Norton(例)

  • Norton のメイン画面 → 設定ファイアウォール
  • スイッチをオフ、または設定変更

McAfee(例)

  • McAfee → PC セキュリティファイアウォール
  • オン/オフを切り替え

ESET(例)

  • ESET → 設定ネットワーク保護
  • ファイアウォールを無効化

※ 各製品のバージョンで表記が多少異なります。

ルーターやホームゲートウェイのファイアウォールを停止する方法

多くの家庭用ルーターは、外部からの攻撃を防ぐために

  • SPI(ステートフルパケットインスペクション)
  • DoS 防御
  • パケットフィルタ

などの項目を備えています。

一般的な操作

  1. ブラウザでルーターの管理画面へ
    • 例)192.168.0.1 / 192.168.1.1
  2. 管理者パスワードでログイン
  3. 「セキュリティ」「ファイアウォール」「詳細設定」 といった項目を開く
  4. SPI や DoS 防御などを必要に応じて無効化

※ メニュー名はメーカーや機種により大きく異なります。

企業ネットワークの場合の注意点

業務用のネットワークでは、複数のレイヤーで通信が制御されています。

  • Windows のローカル設定
  • グループポリシー (GPO)
  • 社内ゲートウェイや UTM
  • VPN のポリシー
  • セキュリティ監視システム

これらが組み合わされているため、個人判断でファイアウォールを停止すると、情報セキュリティポリシー違反になる可能性があります。

業務環境で設定変更が必要な場合は、必ず管理担当者へ相談する必要があります。

一時停止にともなうリスク

ファイアウォールをオフにすると、以下のリスクが発生します。

  • 外部からの不正アクセスが通りやすくなる
  • 悪意ある通信が遮断されない
  • 公共 Wi-Fi などでは特に危険性が高まる
  • 企業ネットワークでは規程違反に該当する場合がある

一時停止する際の基本的な対策

  • 作業が終了したら すぐに元に戻す
  • 可能な限り、アプリやポート単位の許可で対応する
  • 自宅など、信頼できるネットワークでのみ実施
  • 不必要なサイトやメールを開かない
  • 停止時間を最小限にする

まとめ

ファイアウォールの停止は簡単ですが、セキュリティ上の負荷が大きくなります。

多くの場合、特定アプリのみを許可する設定で問題が解決するため、完全停止は最終手段として扱うのが適切です。

以上、ファイアウォールを一時停止する方法についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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