Fortinet(フォーティネット)は、企業や個人のセキュリティを保護する世界的なセキュリティ企業です。
その代表的なソフトウェア「FortiClient」は、VPN接続・マルウェア防御・Webフィルタリングなどを行うエンドポイントセキュリティ製品として広く使われています。
しかし、企業で導入されたFortiClientは管理者によるロックやEMS(Enterprise Management Server)による制御が行われていることが多く、通常の手順ではアンインストールできない場合があります。
ここでは、一般的な削除から管理ロック解除、強制アンインストールまで、すべてのパターンを解説します。
まずは標準的な方法から試しましょう。
ヒント:削除後に「C:\Program Files\Fortinet」フォルダが残っていれば、手動で削除して構いません。
UIから削除できない場合、管理者権限のコマンドプロンプトで次の手順を実行します。
方法A:msiexecコマンド(推奨)
msiexec /x {製品コード} /qn
製品コードは環境により異なります。
wmic product get name, identifyingnumberを使って確認できます。
方法B:WMICコマンド(補助策)
wmic product where "name like 'FortiClient%'" call uninstall /nointeractive
※WMICは非推奨のため、msiexecの方が推奨されます。
通常のアンインストールができない場合は、Fortinet公式の削除ツール「FCRemove.exe」を使用します。
手順
バージョンは、インストールされているFortiClientと同じ系列のものを使用してください。異なるバージョンのツールは削除に失敗することがあります。
企業ネットワークで使用されているFortiClientは、EMSサーバーによって管理ロックされている可能性があります。
その場合、ユーザー自身でアンインストールすることは基本的にできません。
対応方法
無理にレジストリを編集してロックを解除するのは危険です。OSやVPN設定を破損する可能性があります。
macOS版もUninstaller.appで削除できない場合、以下のスクリプト削除を使用します。
ターミナルで以下を実行します。
sudo /Applications/FortiClient.app/Contents/Resources/uninstall.sh
さらに、残った構成ファイルを削除する場合
sudo rm -rf /Library/Application\ Support/Fortinet/
sudo rm -rf /Library/LaunchAgents/com.fortinet.*
sudo rm -rf /Library/LaunchDaemons/com.fortinet.*
これでFortiClientの構成ファイルを完全に削除できます。
C:\Program Files\Fortinet、C:\ProgramData\Fortinet/Library/Application Support/Fortinetnetsh winsock reset netsh int ip reset 再起動後、通信が安定することを確認してください。| 状況 | 推奨手順 |
|---|---|
| 一般インストール | 通常のアンインストール(設定 → アプリ) |
| 削除できない場合 | msiexec または FCRemove.exe |
| EMS管理下でロック | 管理者に解除依頼、またはEMS側設定変更 |
| Macで削除 | FortiClientUninstaller.app |
| 強制削除(Mac) | uninstall.sh スクリプト+残存フォルダ削除 |
FortiClientはVPNアダプタやシステムサービスを深く組み込む設計になっています。
そのため、正しい順序で終了・削除・再起動を行わないと、
特にEMSで管理されている端末では、FortiClientの削除がシステム的に保護されているため、必ず管理者指示のもとで操作してください。
以上、Fortinetのアンインストールについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。