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FortinetのSSOについて

Fortinet SSOとは

Fortinet SSO(Single Sign-On) とは、ユーザーが一度のログインで、Fortinet製品(FortiGate、FortiAnalyzer、FortiAuthenticatorなど)や外部クラウドサービス(Microsoft 365、Google Workspaceなど)へシームレスにアクセスできる仕組みです。

これにより、

  • 一度のログインで複数サービスを利用可能
  • 管理者は認証・アクセス・ログを一元管理
  • パスワード使い回しや漏えいのリスクを大幅削減

といった効果を実現します。

SSOは単なる「便利なログイン機能」ではなく、ゼロトラスト・セキュリティ基盤の中核を担う要素です。

Fortinet SSOを支える3つの主要コンポーネント

FortiGate(フォーティゲート)

Fortinetの代表的な次世代ファイアウォール((NGFW)で、ユーザー認証やポリシー適用のゲートウェイとして機能します。

FSSO連携時は「ユーザー識別情報」を受け取り、SAML連携時は「SSOトークンの検証」を担当します。

FortiAuthenticator(フォーティオーセンティケーター)

Fortinet環境における認証サーバー兼IDプロバイダー(IdP)

SSOの中核であり、以下の主要機能を備えます。

  • LDAP / AD 連携
  • RADIUS認証
  • SAML IdP 機能
  • OAuth2 / OpenID Connect対応
  • MFA(多要素認証:FortiTokenによるワンタイムパスワード・プッシュ通知)

オンプレ・クラウドを問わず、統合的なSSOを提供します。

FortiClient / FortiToken

ユーザー端末側で利用されるクライアントまたは認証トークンアプリ。

VPN接続や多要素認証をサポートし、セキュリティを補強します。

SSOの代表的な構成パターン

Fortinet環境のSSOは、要件に応じて以下の方式を選択します。

パターン①:FSSO(Fortinet Single Sign-On)方式

  • 構成:FortiGate + FSSO Collector Agent + Active Directory
  • 仕組み:Windowsログオン情報をCollector Agentが監視し、FortiGateに「ユーザー名+IPアドレス」を通知。
  • 特徴:LAN内のユーザーを透過的に識別でき、ログイン操作なしで利用可能。
  • 用途:社内ポータル、LANアクセス制御、社内VPN認証など。

Agentless(ポーリング)方式やCollector冗長構成もサポート。

パターン②:SAML連携方式(クラウドSSO)

  • 構成:FortiAuthenticator(IdP)+FortiGate(SP)+Microsoft Entra ID / Google Workspaceなど
  • 仕組み:ユーザーは一度IdPにログインすれば、関連するクラウドサービスやVPNへ自動ログイン可能。
  • 特徴:ゼロトラストやリモートアクセス環境に最適。
  • 用途:SSL VPN、クラウドアプリ、SaaS連携。

FortiGate SSL VPN × Microsoft Entra ID(旧Azure AD)の「SP-Initiated」構成が代表例です。

パターン③:OAuth2 / OpenID Connect / RADIUS連携方式

  • 構成:FortiAuthenticator中心に、外部IdP(Okta、Azure ADなど)と連携。
  • 特徴:SAMLと異なりトークンベースのモダン認可方式を採用。
  • 用途:API認証、ゼロトラストアクセス、SaaS連携の拡張。

FortiAuthenticatorはOAuth2/OIDC対応IdPとして動作し、SAMLとのハイブリッド運用も可能。

SAML SSO導入の流れ(FortiGate × FortiAuthenticator)

FortiAuthenticator(IdP)設定

  • SAML IdPを有効化し、証明書を生成またはインポート
  • FortiGateをSPとして登録(Entity ID・ACS URLを入力)

FortiGate(SP)設定

  • IdPメタデータをインポート
  • SSO URL、証明書、Entity IDを設定
  • IdP署名の検証を有効化

ユーザーグループ設定

  • FortiGateでSSOグループを作成
  • アクセスポリシーにグループを紐付け

クライアント動作確認

  • FortiGateポータルにアクセス
  • FortiAuthenticator経由で認証
  • SSOで自動ログインが完了

SSO導入によるメリット

項目 内容
セキュリティ強化 MFA・SAML連携によりID/パスワード漏えいリスクを低減
利便性向上 一度の認証でVPN・社内システム・クラウドにアクセス可能
一元管理 FortiAuthenticatorで認証・権限・ログを集中管理
コスト削減 パスワードリセット対応や二重管理の削減
監査性向上 FortiAnalyzer連携でアクセスログを統合可視化

運用時の注意点とベストプラクティス

  • 証明書の整備
    信頼済みCAによる証明書を使用し、自己署名は避ける。
  • NTP同期
    IdPとSPの時刻ずれは認証エラーの原因となるため、NTPで時刻を同期。
  • ユーザー属性統一
    FortiAuthenticatorとAD間でUPN・メールアドレス属性を一致させる。
  • MFA導入
    FortiToken(モバイルまたはハードウェア)による多要素認証を推奨。
  • 障害時対策
    IdPが停止した場合に備え、ローカル管理者アカウントやバックアップ経路を用意。
  • ログ監査の徹底
    FortiAnalyzerを併用し、「誰が・いつ・どこに」アクセスしたかを追跡可能に。

実践活用シナリオ

シナリオ 構成・効果
社内VPN+Microsoft 365統合SSO FortiAuthenticatorをIdPとしてSAML連携。VPNログイン後、Microsoft 365へ自動認証。
ゼロトラストアクセス制御 FortiGate+FortiAuthenticator+FortiClientで端末健全性+SSO認証を実現。
複数拠点統合管理 各拠点FortiGateをSP、中央FortiAuthenticatorをIdPとし、全社統合認証を実現。

まとめ

FortinetのSSOは、利便性向上だけでなく、統合ID管理とゼロトラストセキュリティの実現基盤です。

  • FortiGateがアクセス制御の要
  • FortiAuthenticatorが認証の中枢
  • FortiAnalyzerが監査・可視化を担当

この3層構成により、企業は「安全・快適・効率的」な認証基盤を構築できます。

以上、FortinetのSSOについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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