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FortiGateのセキュアSD-WANについて

Secure SD-WANとは? ― Fortinetが解決する課題

Fortinet Secure SD-WANは、拠点・データセンター・クラウド・SaaS・リモートユーザーを一体的に結び、アプリケーション単位で最適経路を自動選択しつつ、次世代ファイアウォール(NGFW)による完全なセキュリティ検査を同一装置内で実現するソリューションです。

従来のMPLS中心のWAN構成で発生していた「高コスト」「遅延」「運用の複雑化」といった問題を、ブロードバンド回線・5G・インターネット回線を組み合わせた柔軟なハイブリッドWANによって解消します。

結果として、ユーザー体験の向上・ネットワークコストの削減・セキュリティ統合・運用自動化を同時に実現します。

アーキテクチャ構成

FortiGate(物理・仮想)

Secure SD-WANの中核となるデバイスです。SD-WAN機能・NGFW・ルーティング・ZTNAゲートウェイ機能をすべてFortiOS上に統合。

Fortinet独自のASIC/SPU(Security Processing Unit)が、SSL検査やアプリ識別、トンネル処理をハードウェアレベルで加速します。

管理・運用スタック

  • FortiManager:集中管理・ゼロタッチプロビジョニング・テンプレート展開
  • FortiAnalyzer:ログ収集・レポーティング・可視化分析
  • FortiOrchestrator(Fabric Overlay Orchestratorを含む):ポリシー自動化・オーバレイ生成・大規模運用を効率化
    これらを組み合わせることで、数百~数万拠点規模のSD-WAN展開を容易にします。

FortiSASE(Single-Vendor SASE)

クラウドベースのSWG・CASB・ZTNA・FWaaSを統合。

Secure SD-WANとシームレスに連携し、リモートユーザーや小規模拠点も同一ポリシーで保護可能です。

アプリケーション識別とSLAベース制御

FortiGateはFortiGuardによる5,000以上のアプリケーション定義を参照し、First-Packet識別により通信開始直後にアプリを特定。

TLS 1.3を含むSSLトラフィックも、FortiOSのバージョンと検査モード条件下でディープインスペクションが可能です。

経路制御はSLAベースで行われ、各回線の遅延・ジッタ・パケット損失をリアルタイム監視。定義されたSLAを満たさない場合、自動で代替回線に切り替わります。

Active/ActiveやActive/Standby構成、ToS/DSCPによる優先度制御もサポートします。

WANリメディエーション(FEC/パケット複製)

音声・ビデオ会議・VDIなどリアルタイム通信の品質を担保するために、FortinetはWANリメディエーション機能を提供しています。

  • FEC(Forward Error Correction):損失率に応じた冗長データの送信でパケットロスを補正
  • パケット複製:同一トラフィックを複数経路へ同時送信し、より健全なパケットを採用

これにより、通信品質が不安定なブロードバンド環境でも高品質な通話や映像配信が可能です。

セキュリティ統合 ― “Secure”の本質

FortiGateはNGFW・IPS・URLフィルタリング・アンチウイルス・アプリ制御・DLP・SSL検査など、フルセキュリティ機能をSD-WANと同一筐体上で処理します。

SPUによるハードウェアオフロードにより、セキュリティを有効化してもパフォーマンスを大幅に維持できます。

さらに、FortiGateはZTNAアプリケーションゲートウェイとしても動作可能。

ユーザーやデバイスの状態に応じてアプリケーション単位のアクセス制御を実現し、ゼロトラストモデルを強化します。

代表的なネットワーク構成例

  • Hub & Spoke/ADVPN構成:必要に応じて拠点間にダイナミックなショートカットを自動生成し、メッシュ通信を最適化。
  • Cloud on-ramp構成:SaaSやIaaSへの最適ルートを自動選定。Microsoft 365、Salesforce、AWS、Azure等へのアクセス品質を改善。
  • FortiSASE連携構成:FortiGateを正式なOn-RampデバイスとしてFortiSASE PoPへIPsec接続し、クラウドベースのSWG/ZTNAと連携。

運用・可視化・自動化

FortiManager/Orchestratorを用いれば、ゼロタッチ展開やテンプレート自動化が可能。

FortiAnalyzerでは、SLA逸脱、遅延、損失、アプリ利用状況、セキュリティイベントなどを一元可視化できます。

また、FortiMonitor(DEM)を利用することで、ユーザー体験を数値化し、異常をAIOpsが自動検知する仕組みも備えます。

設計・導入時のポイント

  • アプリケーション優先度表を定義(SaaS・UCaaS・基幹系・開発系など)
  • SLA閾値をアプリごとに設定(遅延・損失・ジッタ)
  • 複数回線の役割分担(MPLS・インターネット・5G等)
  • SSL検査ポリシーの運用設計(復号対象・例外・証明書配布)
  • テンプレート化で展開・変更・ロールバックを自動化
  • FortiSASEへの段階的移行計画を策定し、将来的なSASE統合に備える

運用KPIの指標

  • アプリ体感品質(遅延・ジッタ・SLA逸脱率)
  • WANリメディエーション効果(損失補正率)
  • セキュリティ検査率(SSL復号率・検知/遮断件数)
  • コスト削減効果(MPLS→インターネット/5G置換率)
    FortinetはROI計算ツールも提供しており、導入効果を定量的に示すことが可能です。

実装ロードマップ

  1. 現状可視化:トラフィック構成・アプリ依存度・回線品質の分析
  2. 設計フェーズ:アプリ優先度/SLA/セキュリティポリシー策定
  3. PoC(検証):FEC/複製、SSL検査、SLA動作確認
  4. テンプレート構築:FortiManagerで設定変数化
  5. 段階展開:主要拠点→全国展開→リモート/小規模拠点
  6. 運用最適化:Analyzer/Monitor/AIOpsで継続的改善

まとめ

Fortinet Secure SD-WANは、アプリケーション指向の経路制御と高度なセキュリティを単一のFortiGate上で統合し、ASIC加速・SASE連携・自動化運用により、パフォーマンス・セキュリティ・コストの三立を実現する次世代WAN基盤です。

以上、FortiGateのセキュアSD-WANについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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