FortiGateのEOLは、製品のライフサイクルの最終段階を指します。
Fortinetでは単に「EOL」という一語ではなく、販売終了からサポート終了に至るまで、複数のマイルストーンを定義しています。
これを正確に理解することで、適切な保守契約更新やリプレース計画を立てることが可能になります。
| 用語 | 意味 | 影響 |
|---|---|---|
| EOO(End of Order / End of Sale) | 製品販売の終了日。以降、新規購入が不可。Fortinetは通常、少なくとも90日前に告知します。 | 新規導入・在庫調達が困難になる。 |
| LSED(Last Service Extension Date) | 保守契約(FortiCare/FortiGuard)延長の最終受付日。 | ここを過ぎると契約更新が不可能。 |
| EOS(End of Support) | サポート完全終了日。ハード/ソフト両面の技術支援が停止します。 | バグ修正・脆弱性対応・テクサポが完全終了。 |
| EOES(End of Engineering Support) | ソフトウェアの機能改善や通常修正が終了する日。 | 致命的な脆弱性対応のみ継続。 |
| FFR(Final Firmware Release) | 該当ハードで最後にサポートされるFortiOS系統。 | 最新機能が追加されず、重大バグ修正のみ対応。 |
一般的なルール
- ハードウェア:EOOから約5年後(60か月)がEOS。
- ソフトウェア:GA(正式リリース)から約4年半(54か月)でEOS。
FortiOSもハード同様に寿命があります。
2025年時点での代表的な例は次の通りです。
ソフトのEOS到来後は、セキュリティアップデートや技術サポートを受けられません。
また、FortiCare Elite契約では、一部LTS(Long Term Support)系統に対し、最大18か月のExtended EOESが提供されます。
この情報が、唯一の正式なEOL基準となります。
非公式まとめサイトやフォーラム情報は参考程度に留めましょう。
古い機種ではFFRの制約により、新しいFortiOSがインストールできません。
例:一部EシリーズはFortiOS 7.0未対応。
FG-80EやFG-100Eはおおむね2026年8月頃にEOSを迎えるとされています(地域・SKUにより差異あり)。
LSED以降はFortiGuardサブスクリプションの更新が不可能になり、セキュリティリスクが一気に高まります。
| 項目 | 影響内容 |
|---|---|
| セキュリティリスク | 脆弱性パッチが停止し、IPS・AV・Webフィルタ更新も停止。 |
| 技術サポート停止 | Fortinetサポートへの問い合わせが不可。 |
| コンプライアンス上の問題 | 監査・セキュリティ基準でEOL機器の使用が指摘対象に。 |
| 運用リスク | HA構成時の片系更新・ライセンス引継ぎに制約が発生。 |
| フェーズ | 内容 | 管理のポイント |
|---|---|---|
| 販売中 | 新規購入可能。 | 機能・価格検討段階。 |
| EOO後〜LSED前 | 販売停止済だが保守更新可能。 | LSED前に延長申請を完了。 |
| LSED後〜EOS前 | 更新受付終了。保守残期間で対応。 | 代替機計画を早急に策定。 |
| EOS後 | サポート完全終了。 | 新機種へリプレース必須。 |
以上、FortiGateのEOLについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。