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FortiGateのデータシートについて

FortiGate(フォーティゲート)は、Fortinet社が開発する統合型ネットワークセキュリティアプライアンスであり、ファイアウォール、VPN、IPS、アンチウイルス、Webフィルタリング、SD-WAN、ZTNA、アプリケーション制御などの多機能を一体化した製品群です。

「FortiGate データシート」とは、各モデルの性能仕様・ハードウェア構成・対応機能・環境条件・ライセンス体系をまとめた公式技術資料であり、導入計画や機種選定の基礎となる重要文書です。

データシートに掲載される主な項目と意味

以下は、FortiGateデータシートに標準的に含まれる項目群です。

モデル選定の際には、これらの仕様を比較することで最適な導入判断が可能になります。

カテゴリ 主な項目 内容・意味 注意点
概要・分類 モデル名(例:FortiGate 100F, 3200F, 6000Fなど) 対応規模・世代を示す。数字が大きいほど高性能。 “Fシリーズ”はNP7/CP9搭載の現行世代。旧Eシリーズなどは販売終了(EOL)に注意。
性能指標(スループット) Firewall Throughput 基本的なパケット転送速度 理論最大値(up to)であり、実測値は環境により低下。
  IPS / NGFW / Threat Protection Throughput セキュリティ機能を有効化した際の処理性能 各指標は機能ON/OFFの違いで定義が異なる。
  SSL Inspection Throughput 暗号通信(TLS 1.2/1.3)を復号・検査した際の性能 暗号スイートや鍵長によって実性能が変動。
  Concurrent Sessions / New Sessions per Second 同時セッション数および新規接続処理能力 大規模トラフィック環境では特に重要。
インターフェース構成 GE/10GE/25GE/40GE/100GEポート 接続可能なネットワークインターフェース モデルにより固定構成/SFPモジュール対応などが異なる。
  光トランシーバ(SFP/SFP+/SFP28/QSFP28)対応 光学モジュールの差し替えで柔軟な構成が可能 一般モデルは固定ポート。モジュール拡張が可能なのは主にシャーシ型。
ハードウェア構成 プロセッサ 専用セキュリティASIC「FortiSPU(Security Processing Unit)」を採用 最新機はNP7(Network Processor 7)+CP9(Content Processor 9)搭載。旧世代ではSP5が主流。
  メモリ/ストレージ ログ、設定、シグネチャ保存に使用 FortiAnalyzer連携時には外部ストレージが推奨される。
ソフトウェア仕様 OS FortiOS(例:7.x系) バージョンによりZTNA、SD-WAN、AI分析機能などが追加。
  セキュリティ機能 NGFW、IPS、アンチウイルス、Webフィルタ、アプリ制御等 一部機能はFortiGuardサブスクリプションが必要。
  SD-WAN / ZTNA WAN負荷分散とゼロトラストアクセス制御 FortiManager/FortiAnalyzerと連携可能。
ライセンス・サブスクリプション FortiGuard サービス AI/MLベースの脅威インテリジェンス配信 ライセンス切れで脅威情報が更新されない点に注意。
  FortiCare 保守・サポート契約(24x7対応) SLAレベルや交換ポリシーを確認すること。
環境・物理仕様 電源 AC/DC対応、冗長構成可否 冗長電源はDC/ラックマウントモデル中心。
  消費電力・発熱・動作温度 データセンターや産業環境で重要 Ruggedシリーズは高温・振動環境に対応。
認証・規格 CE, FCC, RoHS, ULなど 各国の法令・安全基準適合 国際展開時には輸出入認証の確認が必要。
冗長性・管理機能 HA構成 Active-Active / Active-Passive / Virtual Cluster対応 冗長化方式はFortiOS設定による。
  管理方式 GUI / CLI / API / FortiManager連携 REST APIやJSONスクリプト対応も進化中。
ライフサイクル情報 EoES(販売終了)/EoL(保守終了) サポート期間を明示 導入時は公式EoLポータルで確認必須。

FortiGateの主なモデルと特徴

モデル 対象規模 特徴
FortiGate 100F 中小企業・支社向け NP6 / CP9搭載。SD-WAN最適化、AI/ML型FortiGuard対応。
FortiGate 200F 中規模企業向け ZTNA・SD-WAN統合、AI脅威検出、アプリ可視化が強化。
FortiGate 3200F 大規模データセンター向け NP7 / CP9搭載。ハイパースケール環境に対応。
FortiGate 6000F / 7000Fシリーズ 超大規模ネットワーク マルチブレード構成(シャーシ型)。冗長性・拡張性が最大。
FortiGate Ruggedシリーズ 産業IoT/屋外用 ファンレス、広温度対応、DINレール設置対応。
FortiGate VMシリーズ 仮想/クラウド用 AWS / Azure / VMware等で動作可能。vSPUによる仮想最適化。

データシートを読む上での注意点

  • “Up to”値は理論値
     スループットは理想条件下の最大性能です。実際には暗号化率、ログ出力、シグネチャ更新などで低下します。
  • 性能指標の意味を理解する
     - Firewall throughput:純粋なパケット転送
     - IPS throughput:侵入防止エンジン有効時
     - NGFW throughput:アプリ制御+IPS有効時
     - Threat Protection throughput:AV+Webフィルタ+IPS有効時
     これらを混同せず比較することが重要です。
  • ライセンス依存機能に注意
     AI/ML検知やFortiGuard脅威インテリジェンスは有償サブスクリプション契約が前提です。更新停止=保護精度低下を意味します。
  • モデル間比較のポイント
     同シリーズでも搭載SPUの種類(例:NP6 vs NP7)やメモリ容量に差があります。
     性能比較は「Fortinet Product Matrix」で同条件下の値を確認しましょう。
  • 拡張性・将来性を評価
     PoE、光モジュール交換、HAクラスタ対応、FortiOSのアップデート計画など、長期運用を見据えた設計が重要です。
  • ライフサイクル(EoL/EoS)
     古いモデル(例:Eシリーズなど)は既に保守終了のものも多く、Fortinet公式サポートページで確認が必要です。

FortiGateを選ぶ際の実践的ポイント

  • 性能比較は「Threat Protection」基準で:最も実運用に近い指標。
  • NP7/CP9/SP5搭載機を優先:暗号・トラフィック処理が圧倒的に高速。
  • FortiManager/FortiAnalyzer併用で運用効率を最適化。
  • ZTNA Ready / SD-WAN統合モデルは、クラウド時代の標準構成に必須。
  • 仮想・物理のハイブリッド展開が可能(FortiGate-VM併用)。

まとめ

FortiGateデータシートは、単なる性能表ではなく、導入設計の羅針盤とも言える重要ドキュメントです。

特に注目すべきは以下の5点です。

  • NP7/CP9(またはSP5)搭載モデルを確認
  • “Threat Protection”スループットを比較軸にする
  • FortiGuardライセンスの範囲を把握する
  • EoL/EoS情報を事前に確認する
  • AI/MLベースの最新FortiOS対応機を選定する

これらを押さえることで、性能・コスト・保守性のバランスを最適化したFortiGate導入計画が可能になります。

以上、FortiGateのデータシートについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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