FortiGateのDDNS(Dynamic DNS)について理解すると、外部から固定IPを持たない拠点や家庭環境に対しても、安定したアクセスが可能になります。
以下にポイントを整理しました。
DDNSは、動的に変わるグローバルIPアドレスに対して、固定のホスト名を割り当てる仕組みです。
プロバイダから動的IPが割り当てられる環境では、IPが変わるたびにリモートアクセスやVPNの接続設定を変更しなければなりません。
FortiGateのDDNSを使えば、xxxx.fortiddns.com
のような一意のホスト名を利用できるため、IPが変わっても常に同じ名前でアクセスできます。
FortiGateは標準で FortiGuard DDNS を提供しています。
これはFortinetが運営する無料のDDNSサービスで、設定もシンプルです。
利用可能なドメイン例
fortiddns.com
dyndns.org
(一部バージョンでサポート)Network
> Interfaces
を開く。Enable DDNS
をチェックFortiGuard DDNS
を選択myoffice.fortiddns.com
)を入力
config system ddns
edit 1
set ddns-server FortiGuardDDNS
set ddns-domain "myoffice.fortiddns.com"
set monitor-interface "wan1"
next
end
まとめると、FortiGateのDDNSは「動的IPを固定的に扱える仕組み」であり、VPNやリモート管理に必須の機能です。
標準のFortiGuard DDNSは簡単に使え、セキュリティ上の注意点さえ押さえれば非常に便利です。
以上、FortiGateのDDNSについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。