MENU
「安心のセキュリティをお得な価格」でご提供!
Fortinet商品など
ENGAGE fotinet

FortiGateの再起動のコマンドについて

FortiGateを再起動する場面は、設定変更の反映や障害対応など、実務でしばしば発生します。

ただし、再起動は全セッション断や業務影響を伴うため、正しい手順と注意点を理解しておくことが重要です。

ここではCLIでの基本コマンドから、再起動前後の確認事項までを詳しく解説します。

基本の再起動コマンド

CLIでの再起動は次のコマンドです。

execute reboot

実行すると確認メッセージが表示され、y を入力すると直ちに再起動が始まります。

Web GUIからも再起動できますが、CLIでの操作が最も直接的です。

再起動前に確認すべきこと

設定の保存

FortiGateの設定保存モードは以下の3種類があります。

  • automatic(既定)
    設定を適用した時点で自動的に永続保存。再起動前の保存操作は不要。
  • manual / revert
    明示的な保存が必要。この場合は以下を実行します。 execute cfg save

バックアップの取得

予期せぬ不具合に備え、事前に設定バックアップを取っておくことを推奨します。

例:内部フラッシュに保存する場合

execute backup config flash <backup-YYYYMMDD.cfg>

外部サーバー(TFTP/FTP/SCP/SFTP)に保存することも可能です。

再起動の種類

  • ソフトリブート
    execute reboot による通常の再起動。OSを正常に停止してから再起動します。
  • ハードリブート
    電源ケーブルの抜き差しや電源ボタン操作。推奨されませんが、フリーズ時など最終手段となります。
  • シャットダウン(電源オフ) execute shutdown で電源が切れます。再投入は物理操作や外部電源管理が必要です。

再起動後の確認事項

  1. システム状態確認 get system status
  2. クラッシュログ確認(不具合調査が必要な場合) diagnose debug crashlog read
  3. ネットワーク確認
    • インターフェースリンク状態
    • VPNセッション、ライセンス状態
    • 必要に応じてGUIダッシュボードも確認

補足(GUIからの再起動)

Web GUIからも再起動可能です。

バージョンやテーマにより位置は異なりますが、一般的には 右上の管理メニュー(admin)配下 または ダッシュボードのSystem Informationウィジェット に「Reboot」ボタンが配置されています。

まとめ

  • 通常の再起動は execute reboot コマンドで実施。
  • 設定保存モードが manual / revert の場合のみ execute cfg save を忘れず実行。
  • 事前に バックアップ を取得し、業務影響を考慮した時間帯で行うことが重要。
  • 再起動後は システム状態・ログ・ネットワーク の確認を徹底する。

以上、FortiGateの再起動のコマンドについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

カテゴリ一覧

ページトップへ